切削のまわり
ツールパスの周囲を固める生産用の道具 — 素材の上に部品を 並べ、インポートしたモデルの寸法を合わせ、工具を管理し、機械にそのまま 渡せるきれいな G-code を出力します。
ネスティング
1枚の板から複数の部品を切りますか。ネスティングは、同じ部品のコピーを 何個も — あるいは異なる部品をいくつも — 1つの素材の上に配置します。 1部品ずつではなく、1回の段取りで板1枚を流せます。
- グリッド自動配列 — 行 × 列。間隔は Takshak が部品から算出するか、手動の配置表で指定します。
- コピーごとの回転 — 詰めて並べるために、インスタンスごとにオフセットと Z 回転を設定できます。
- ビューポートでの編集 — マスタはソリッド表示、各コピーはドラッグ、スナップリング上での回転、複数選択ができるライブなゴースト表示です。
- 複数部品 — 異なる部品を1枚の板にまとめて配置できます。
- ライブチェック — 動かしながら部品同士の重なりを検出し、板サイズを与えれば板の縁からのはみ出しも検出します。
- 工具交換の共有 — G-code はコピーごとに増えますが、工具交換は工具ごとに1回だけ: 5個取りの板でも各工具への交換は1回です。
- 3軸 — ネスティングは回転プロジェクトでは使えません。
スケール変更
インポートしたモデルの寸法が違っていましたか。倍率をひとつ、部品全体に 適用します — 単位を持たない STL、たとえばセンチメートルで作られてミリ メートルとして読まれ、10分の1で入ってくるファイルへの対処です。
- 均等 — X、Y、Z に同じ倍率をまとめて適用します。
- インポート時の自動検出 — 単位のない STL は cm→mm / inch→mm の食い違いを調べ、補正を提案します。
- いつでも手動で — ½×、2×、10×、25.4×、÷25.4 のプリセットと、変更後の寸法のライブ表示。
- きれいに再実行 — 認識と工程はスケール変更後の形状で組み直されるので、古い寸法が残りません。
工具ライブラリ
工具はプロジェクトをまたいで残る1つのライブラリにまとまります。工程に 工具を割り当てれば、Takshak はそこからツールパスを作ります。工具が持つ 数値は初期値であり、材質ライブラリが実際に削る ものに合わせて調整します。
- 14種類の工具タイプ — エンドミル、ボール、テーパボール、レンズ(円弧セグメント)、ラジアス、コーナラウンド、ドリル、面取りカッタ、皿ざぐりカッタ、彫刻工具、正面フライス、スレッドミル、T溝カッタ、アリ溝カッタ。
- 146本を初期登録 — 標準カタログを全カテゴリ、メトリックとインチで網羅。初日から削れます。
- 工具データ一式 — 直径、刃数、主軸回転数・送り速度・プランジ送り・切込みピッチ / ピックフィードの初期値。
- 工具番号と補正番号 — 機械がその工具を呼ぶ T ワードに加えて、工具径 (D#) と工具長 (H#) の補正番号を、出力する G-code まで持っていきます。番号のない工具は最初に使われた順に採番され、プログラムの工具表に印が付きます。
- ライブ反映 — 工具を編集すると、それを使うすべての工程が更新されます。
- 形状プレビュー — 編集しながら工具図をライブ表示します。
機械ライブラリ
機械は専用のライブラリに登録します — それぞれが搭載している制御装置と、 その機械の物理的な条件をあわせて持ちます。機械を選べば正しいポストが 付いてきて、お使いの制御装置にない機能は、出力して祈るのではなく、 ファイルに出さずに省きます。
- 専用のポスト — 内蔵の方言でも、自分で作ったものでも。
- 回転軸 — 有無、そのアドレス (A / B / C)、回転中心軸、軸ごとの符号の向き。
- リミット — 主軸回転数と送り速度の上限、X / Y / Z のストローク。
- 高さ — 安全 Z の初期値と、機械自身の退避高さ。
- 工具交換装置 — 手動または自動。
- 制御装置の機能 — 工具中心点制御 (G43.4 / TRAORI)、拡張ワーク座標系 (G54.1 P / G154 P)、リジッドタップ、主軸センタースルークーラント。
- 主軸の立上げ — 主軸始動後の待ち時間。最初の切削が、すでに回転数に達した工具に当たるようにします。
材質ライブラリ
工具の回転数と送りは答えの半分にすぎません — もう半分は何を削るかです。 セットアップで素材の材質を一度決めておけば、作成するすべての工程がそれに 合った数値から始まります。同じ工具でアルミも鋼も、工具を書き換えることなく 適した数値で削れます。
優先順位は一方向です: 材質 × 工具 → 工具の初期値 → 工程の初期値。 材質が与えるのは、あくまで出発値です。
- 超硬とハイス — 切削速度を分けて持つので、工具材種も答えの一部になります。
- 工具径別の1刃送り量 — 刃具の径にわたるカーブなので、2 mm の刃具と 12 mm の刃具に同じ食い付きを要求しません。
- 切削種別ごとの係数 — 仕上げ、穴あけ、プランジ、切込みピッチ、ピックフィードがそれぞれ独立して増減します。
- 計算例の表示 — 刃具を選ぶと、実際に得られる rpm、送り、プランジ送り、1刃送り量が、編集に合わせてライブで読み返されます。
- 手入力を上書きしません — 一度触った欄が上書きされることはありません。
- 8種類の材質を初期登録 — アルミ2種、真鍮、軟鋼と合金鋼、ステンレス、鋳鉄、アセタール。自分で追加し、数値の出どころを書き残し、元の内容はワンクリックで復元できます。
ポストプロセッサ
ツールパスができたら、Takshak は実際に流す機械と 組み合わせて、その制御装置の方言で、機械にそのまま渡せる G-code に 出力します。
- 内蔵ポスト35種 — 17の ISO 方言をそれぞれメトリックとインチの2本で出荷し、加えて Heidenhain Klartext 専用の出力(メトリック)。ホビー向けの制御装置も含みます。
- メトリックかインチか、最後まで — クリックひとつで表示、入力、メッセージがすべて切り替わり、インチのポストはプログラム自体をインチ (G20) で書きます: 座標も送りも書き出す瞬間に換算され、モードワードだけを変えることはしません。設定でインチにすれば、対応するポストが最初から選ばれています。
- ポストプロセッサユーティリティ — 内蔵ポストを編集するか、新しいポストを一から作成できます。
- ポストの共有 — ポストや機械を
.tkpostファイルとしてエクスポートし、次の1台でインポートできます。 - 工程の選択 — どの工程をどの順序でファイルに入れるかを正確に選べます。順序はプロジェクトに保存されます。
- 機械のフラグ — ワーク座標系、安全 Z、主軸回転方向、クーラント、エアブロー。
- 補正 — 工具径補正 (G41/G42) と工具長補正 (G43 H#)。各工程終了時の退避前と、プログラム終了時に解除します。
- きれいな動き — 方言ごとに、ネイティブの円弧、固定サイクル、モーダル出力。
- 4軸対応 — インバースタイム送りによる回転移動と、割出し姿勢。軸アドレス (A / B / C) は機械の設定に従います。
- カスタムヘッダ / フッタ — G / M / S / T / F / O / ( で始まる行はそのまま通し、それ以外の文字列はコメントとして囲みます。
プロジェクトファイル
ジョブ全体が、形状も含めて1つの .tks ファイルに保存されます。
自分の PC で開けるプロジェクトは、隣の PC でも元の STEP を探し回ることなく
開けます。
自動保存はクラッシュ用の網であって、保存ではありません。 この区別は説明ではなく仕組みで守られています: スナップショットは非公開の 場所に書かれ、あなたのファイルには決して触れません。保存に成功したときと 正常に終了したときに消えます — つまり起動時にまだ残っていること自体が 何かがおかしかったという合図であり、それを戻すかどうかを尋ねます。
- 1ファイル — 部品、素材、工程、工具、各ライブラリを1つの
.tksに。 - 形状は中に入って移動 — 別の PC で元の CAD を再リンクする必要はありません。
- 複数部品のジョブ — アクティブな部品も含めてセッション全体が保存・復元されます。ウィンドウタイトルにはジョブ名と部品名が出ます。
- 初期状態では小さい — ツールパスはファイルを膨らませずに再計算されるので、ジョブはメールで送れる大きさのままです。
- 残すこともできます — 設定で計算済みツールパスをジョブと一緒に保存でき、その後に工程、工具、形状、アプリのバージョンが変わったものは破棄されます。
- クラッシュからの復旧 — 非公開の定期スナップショットを、次の起動時に戻すか尋ねます。
コミュニティ
Takshak Hub は、ユーザーと現場が 情報を交換する場です — 閲覧はアカウントなしですべて可能で、投稿、 リクエスト、ダウンロードには無料のアカウントが必要です。購入は不要です。
- コミュニティフォーラム — 挙動のおかしいポストプロセッサ、認識のされ方が妙なフィーチャー、いま削り上げた部品まで。
- ポスト & 機械のライブラリ — ユーザーや現場が提供したポストプロセッサと機械定義。バージョン管理され、公開前にメンテナが確認し、他の現場が残した検証結果が付いています。
- 使われて選ばれる — ライブラリが育つにつれて、採用の多い投稿を定期的に分析し、Takshak 検証済みのダウンロードに昇格させます。
- 動画 & ブログ — 機能の解説、リリースノート、そして Takshak がなぜそのやり方をとるのかという考え方。